ビューワーについて
ビューワーの導入検討において、設計検討終了後の工程がデータ参照するといった目的だけでの導入はしてはならない。
別項でも述べているのだが設計検討終了後には製品の開発活動自体に着手する事は無いのだが治工具などの設計検討作業は必ず存在しているはずである。
さらにその状況における殆どが以前の製品で行った作業と比べると製品形状が変わった程度で内容は同様であるといった繰返し作業となることが多くなり、またここにこそ各企業のノウハウが満載となりやすいものである。
それこそこの生産設備・物流設備といった「物を作る物」「物を運ぶ物」を作成する所にこそヒストリー付き3D−CADの出番なのではないだろうか。
極力、設備の基本部分はいじりたく無いはずであり、旧製品と新製品の差は製品タッチ面のみとしたくなる。
それをするには旧製品のノウハウを踏襲するのが一番トラブルが少なく出来るはずである。
そしてその技術の情報を公開しておくことにより前段階である製品開発の工程で内容を確認することができる。
もちろんCADシステム利用による参照でも良いのだが、ここについては情報の参照だけを目的としているので形状・概略寸法が把握出来ればよく手軽なビューワーを用いるのも良いのではないか。
むしろ逆の発想をし、後工程で発生していく情報をビューワー利用する事により積極的に情報公開をして、製品検討部隊や他部門、とくに営業・販売部隊への情報発信ツールとしての利用が望ましいのではないだろうか。
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