品質管理段階

製品を作り続けていく上でばらつきというものは付き物である。
生産品を抜き打ちで検査するのは当たり前であり、物によっては全数検査しなければならない製品も存在する。
重量などは秤を使えばいいのではあるがそれ以外のファクターはどうなっているのであろうか。
製品のみをメジャー等で検査するといった事も可能なのではあるがそうすると手間がかかってしまうので何らか簡易に測定出来る様な治具、いわゆる「検査治具」を作る事になる。
ここでも他段階と同様に「設計」及び「製作」といった行動がなされているわけである。
そして図面上で指示されている部分を測定するのは当たり前なのであるが、状況によっては図面で追えない部分を検査管理しなければならない場合も有り得る。
二次元展開で進んできた場合、形状が不確定要素となってしまう為、しっかりとした管理が出来なくなってしまう状況が発生してしまう。
しかしながら3Dデータが公開されており「3D−CAD」を利用しているのであれば所望の断面なりを作成、出力することにより確実な情報を得ることが出来るであろう。
また先行情報展開されているのであれば他段階と同様に検査治具自体の製作においてもリードタイムを持つことが出来るはずである。

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